設計士の仕事①(腕の良い設計士とは?)

その他, 建物

腕の良い設計士とは、

どのような設計士のことを言うのでしょうか?

 

 

 

 

木造住宅は、設計士の腕によって出来上がりの品質に差が出ることがあります。

なぜかというと、皆様の「こんな家にしたい」というイメージを図面に起こすのが設計士だからです。図面に描いた線が少しずれるだけでも、実際に完成した時には、大きな違和感になったりするものです。そのため、誰でも責任感のある、腕の良い設計士に担当して欲しいと考えると思います。

しかし、初めて家づくりをされる方にとって、設計士の腕を見極めるのは難しいことだと思います。そこで、良い設計士を見分けるための基礎知識を簡単にお話いたします。5分以内で読める記事なので、ぜひ最後までお読みください。

 

設計士は設計図作成だけが仕事ではない。

設計士と聞くと、建物の設計図を描いてくれる人。というイメージが思い浮かぶことでしょう。しかし、図面を書くことだけが設計士の仕事ではありません。実は設計士さんが持っている資格は、『設計士』ではなく、『建築士』という資格です。設計士の資格を持っていない人でもCADというソフトを使うことができれば、パソコンで図面を書くことができます。設計事務所・ハウスメーカーの設計部・営業マンなど、建築士の資格を持っていない人が図面を書いているケースも多々あります。

『建築士』の資格がないとできないこととしては、行政へ建築の許可をもらうための書類の作成・提出です。 ※このあたりは、また別の機会にお話します。この記事では一般に馴染みのある「設計士」を使います。

 

設計士の仕事は、図面を書く以外にも、

・対象の地区や土地の法令チェック。

・計画地を現地でチェック。

・行政との打ち合わせ。(消防・建築指導課・道路課・保健所など)

・確認申請書類作成

・現場監理、お客様との打ち合わせ 等

と多岐に渡ります。

設計士の見極めの際に、大事な要素がいくつかあるので、少し解説いたします。

 

法令の確認。

家を建てる時には、土地の形や、家を建てる地区、によって建築基準法に加えて、都市計画や条例など様々な制約があります。そのため、皆様が土地を確認して、「こんな家にしよう・・」と思っても、思い通りに建築できないことがあります。

高さ制限、斜線制限、建ぺい率・容積率、防火指定、接道義務、避難経路、用途制限などなど、

建物の形、建物の種類、建築資材、工法などにも影響を与える様々な制約があります。

設計図を描く時は法令違反している部分がないかを確認する必要があります。これも、設計士の行う大事な仕事の1つです。

法令等に沿った計画でなければ、行政から建築の許可がもらえません。許可をもらうための申請書は、図面の外にもたくさんの書類が必要です。出来上がった建物も法令等に沿っていなければ、行政の検査を通過できません。

 

現地確認・監理

設計する家が建つ場所が、どんな土地なのかを確認するのも設計士の大事な仕事です。これを怠ると、後から問題点が浮き彫りになり、後々ご近所さんとのトラブルが発生したり、生活しづらい環境になってしまったり、建築計画やその後の生活にも支障が出ます。

また、工事が始まってからの監理も設計士の大事な仕事です。工事が始まった後も、基礎工事の配筋検査、中間検査、完了検査など、何度か現場に足を運ぶ機会があります。現場で家を建てる職人さんたちは、設計士の描いた図面を基に建物の工事を行います。

ちなみに、「管理」ではなく「監理」という漢字を使っていることにお気付きでしょうか? 「管理」も「監理」もどちらも同じく「かんり」と読みますが、設計士さんはは漢字の違いから「管理」のことを「たけかん」、「監理」のことを「さらかん」と呼んで、設計士としての監理に誇りと責任を持っています。

「管理」は現場監督の仕事、「監理」は設計士の仕事とされています。「管理」も「監理」も目的は似ています。品質の管理(監理)、資金の管理(監理)、工程の管理(監理)などです。図面の通りに工事が進んでいるか、資金計画の通りに工事が進んでいるか、日程に遅れはないか、などをチェックしていきます。現場監督の立場からの管理、設計士の立場からの監理という二重チェックという意味合いがあるそうです。

 

確認申請書類作成。

建築物を建築する人は、申請書により建築確認を受け、確認済証の交付を受けないと、家を建てることができません。計画書を行政に提出して、行政から許可をもらってはじめて、工事がスタートできる、という流れになります。そして、この確認申請書類は、家を建てる人=お施主様=アナタが提出することになります。

この確認申請書類は、建築基準法例をはじめとする建築基準関係規定に適合しているかを確認できるものでなくてはいけません。初心者が作成するには、時間がかかりすぎますし、必要な知識が多いです。そのため、設計士が責任をもって作成し、それを建築主が提出するのが基本的な流れとなります(実際には、設計士が代理で提出するので、お施主様が足を運ぶ必要はありません)。

 

設計士の仕事をまとめると・・

設計士の仕事をまとめると、

・お客様と打ち合わせを行い、

・それを基に設計図を描き、

・現場の確認をした上で法令確認まで行い、

・現場の監理をして、

・お客様の要望通りの家ができているかの確認をする。

 

 

腕の良い設計士とは?

腕の良い設計士とは、結局はお客様と相性が合うかどうかが大きいのですが、図面を描くだけが設計士の仕事ではないことが、これまでの文章でお分かり頂けたかと思います。腕の良い設計士とは、総合力で決まると思います。

特に、注文住宅では、お客様のご要望を的確に汲み取ったうえで、法令・予算・工程・社内規定なども考慮したうえで、プロの目線から、お客様が考えつかない角度から、間取り・設備・色使い・建築資材などを提案し、お客様が満足できる説明ができる設計士さんは腕が良いと思います。

CADというソフトが使えれば、誰でも図面は描けます。しかし、上に書いたように、どこまで幅広く、深く考えて描くことができ、それを伝えることができるかが腕の良し悪しなんだろうと思います。

最終的には、お施主様が満足するかどうか、が一番大事だと思います。

 

最後に

ハウスメーカーや工務店にいくと、最初に対応してくれるのは設計士ではなく営業マンであることが多いです。会社によっては、設計士が表にほとんど出てこないこともあるので、その場合は、担当してくれる設計士が良い設計士なのかを見分けるのが難しくなります。

しかし、設計士がどれくらい表に出てきて、自分たちの話を聞いてくれるのか?はしっかりと確認しておきましょう。

なので、ハウスメーカーや工務店に注文住宅の相談をしていて、下記の内容に当てはまるのであれば、一度他のお店に相談や見積もりを出してもらうことも考えてみても良いかもしれません。

・営業マンが1つの提案をやたらと通したがる。

・工事内容と見積もりがサクサク決まってしまった。

・担当の設計士とあまり話をしていない。

このような前兆を無視して契約を進めてしまうと、支払い総額も、お家の出来上がりも損をしてしまうかもしれません。もし、思い当たる節があって、どこに相談すれば良いかわからないという方は、当相談室にご相談ください。

ご状況やご要望をしっかりお伺いして、家を建てた後も安心できる資金計画を立てたうえで、お客様に合ったハウスメーカー・工務店をご紹介するので、きっと安心して家づくりを進めていくことができると思います。

 

次の記事では、少し違う角度から「設計士」について、お話させて頂きます。

 

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