木造住宅(軸組工法・2×4工法)

建物

この記事では、木造住宅の「2つの工法」についてお話いたします。

 

 

 

 

日本では、7割もの注文住宅が木造となっています。しかし、同じ木造住宅でも組み立て方によって、「在来軸組工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」に分類されていることをご存知でしょうか?

「すでに知っています」「知らなかった」と言う方も、ぜひこの記事を読んでイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか?工務店や、ハウスメーカーに行った時に、話がスムーズに進むでしょう。

実際に、私が住宅購入コンサルタントとして活動を行う中で、たまに質問される内容です。私がどちらの工法をオススメしているかは、記事の最後でご紹介します。知っておいて損はありませんし、5分くらいで読めますので、ぜひ最後までお読みください。

 

『木造住宅の工法』

木造住宅の骨組みの構造(工法)で、代表的なのは次の2つです。

・在来軸組工法

・2×4工法(枠組み壁式工法)

はじめにこの2つの工法の違いを簡単に言っておくと、「骨組み(柱)で家を支える」か「枠組み(壁)で家を支える」かの違いです。それでは、それぞれの工法の特徴を詳しく説明いたします。

 

『在来軸組工法』

 

 

 

 

『概要』

日本で古くから用いられている工法です。現在の木造住宅の8割ほどが、在来軸組工法によって建築されています。作った基礎の上に、柱と梁(はり)を巡らせて、地震にも耐えられるくらいの頑丈な骨組みを作ります。骨組みが出来上がったら、外壁や間仕切り壁を打ち付けていきます。

「柱や梁などの骨組みで家を支えている建物」が在来軸組工法と思っていただいて大丈夫です。

柱や梁を組んで行く時の、柱どうしの結合は、お互いの結合部を凹凸に削り出し、はめ込むことで結合します。その凹凸を削り出すのは、以前は職人さん(人間)だったので、大工さんの腕によって品質にバラツキが出ることが多かったのですが、最近は機械で加工された材料を使うことが多くなっているので、品質のバラツキは少なくなっています。

また、2×4工法に比べると「設計の自由度が高い」です。柱を建てる位置をある程度自由に決めれるので、変形地に対しても適応性があります。

しかし、シロアリ被害による柱や梁の強度の低下には注意が必要です。

 

では、在来軸組工法についてまとめさせて頂きます。

『特徴』

・骨組み(柱)で、建物を支える工法である。

・設計や、リフォームに対する自由度が高い。

・シロアリには注意が必要。

 

では次に、2×4工法についてお話いたします。

 

『2×4(ツーバイフォー)工法』

 

 

 

 

 

『に かける よん工法?』と、読み方を聞かれることも多いですが、2×4(ツーバイフォー)工法と読みます。2×4工法は、現在、欧米では主流になっている工法です。縦2インチ、横4インチの木材を使うことからその名が付いたと言われますが… 日本でこの技術が広がり始めたのは、1970年くらいの時期です。2×4工法は、簡単にいうと「枠組み(壁)で家を支える」工法です。

※1インチは2.54cmです。テレビ画面のサイズでは「インチ」が使われますが、それ以外では馴染みが薄いですよね

身近なもので言うと、段ボールは枠組み工法の代表的な例かと思います。畳んである状態では、力を加えると「フニャン」と折れ曲りますが、一度、四角形に組み立ててしまえば、荷物の入った段ボールの上に別の段ボールを積むこともできますし、そうそう崩れません。家を箱型構造とすることで、地震にも耐えられる構造にするのが、2×4工法です。

組み立て手順としては、まず設計されたサイズの板をはめ込むことを計算して、柱をたてます。そして、パネルをどんどん打ち付けていきます。そうすることで、段ボールのように箱型構造となり、十分な強度を持ちます。ただ、家を支えるのが、外壁や間仕切り壁といった、「壁」になるので、大きめの窓をつけることは難しいです。また、家を支える「壁」をイジることは難しいので、増改築時は自由度が下がってしまいます。

そのかわり、軸組工法に比べて「耐震性・耐火性」が高く、高断熱で高気密と言われています。ただ、現在は軸組工法で使う木材の接合部の金具の進化などもあり、2×4工法のウリであった耐震性でも差が無くなってきました(耐震等級など客観的な基準で比べて頂ければ分かりやすいかと思います)。

また、自由度は低くても、デザインへの適応力は意外と高いので、輸入住宅や和風住宅にも対応できます。

 

では、2×4工法についてまとめていきます。

『特徴』

・枠組み(壁)で建物を支える工法である ※段ボールみたいな

・窓の大きさや、増改築時の自由度は低め。

・耐震性が軸組よりかは高い。

 

 

『まとめ』

いかがでしたか? なんとなくイメージが掴めていれば幸いです。

さて、冒頭でも申し上げたように、たまに「在来軸組工法と2×4工法はどっちが良いですか?」と、聞かれることがあると言いましたが、私は「どちらでも良いと思いますよ。どちらも大差ありません。自分は在来軸組工法が好きですけど」と、返答しています。

なぜかというと、最近ではどちらの工法も、昔に比べて技術が進化しているからです。確かに工法による特徴の違いはあります。しかし、実際のところは、選ぶ工務店で差が出ます。そのハウスメーカーや工務店が、先端技術を取り入れているのか、地震や火事の対策にちゃんと力を入れているかによって品質は変わるため、その会社のオススメをしっかり聞いてみましょう。

ただ唯一、「設計デザインと増改築時の自由度」に関しては、在来軸組工法に軍配が上がります。

しかし、デザインの自由度によって、どちらの工法にするかを決める必要はありません。これらの工法を決める時に、最も重要なのは、「10年、20年後の生活環境を、どれだけイメージできているか?」です。

将来の生活環境のイメージさえ出来てしまえば、迷うことなく工法を選べるかもしれません。とは言っても、将来のことなんて予想できる人は少ないでしょう。予想したとしても、思い通りにいかないのが人生です。

しかし、将来の見通しを立てて、お金の計画さえしっかりしておけば、大体のトラブルは回避していくことができます。どちらの工法を選ぶにしても、資金計画は綿密に、正しく立てておきたいものです。

 

もし、自分たちだけでは、「どのような資金計画を立てれば安心できるのか?」が、分からないと言う方は、お気軽にご相談ください。

 

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